こんにちは、このみです!
このサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
「Canvaでデザインは作ってみたけれど、商用利用可能なの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、Canvaで作成したデザインは商用利用が可能です。
しかし、商用利用に関して認められていないこともあるので注意が必要です。
もし利用規約に違反した形で商用利用してしまうと、法的問題に発展する可能性もあるので、事前に利用規約の内容を把握しておくことが重要です。
この記事では、Canvaで収益を得る際に押さえておきたい規約の概要や、
商用利用する際の注意点について、詳しく解説していきます。
そもそも商用利用とは?
そもそも商用利用とは、「利益を得る目的で製品やサービス、コンテンツ、素材などを利用すること」です。
例えば、商用利用にあたるかどうかは次の表のような違いがあります。
使用例 | 商用利用 |
---|---|
自分のECサイト・チラシ・LPで使う | ✅ 商用利用 |
SNSの広告バナーで使用 | ✅ 商用利用 |
YouTubeのサムネイルに使う | ✅ 商用利用 |
セミナーの資料に使う | ✅ 商用利用 |
作品集・ポートフォリオに使う(営利目的) | ✅ 商用利用になる場合あり |
自分用にスマホの壁紙にする | ❌ 商用利用不可 |
上記の表の通り、作成したデザインが間接的にでも利益に関わる場合は「商用利用」とみなされます。
Canvaの利用規約における商用利用の基本方針
Canvaでは、無料プラン・有料プラン(Canva Pro)に関わらず、作成したデザインの商用利用が可能です。
これには、ビジネス用途での名刺、チラシ、SNS投稿、広告、販促物などへの使用が含まれます。
ただし、デザイン内で使える素材・テンプレートの扱いに関しては、商用利用に必要な条件が異なります。
無料プランと有料プランの違い
プラン | 商用利用の条件 |
---|---|
無料プラン | 無料のテンプレートや素材を使用して作成したデザインは、そのまま商用利用が可能です。 ただし、有料素材を使用する場合、透かしロゴが表示され、これを削除するには個別にライセンスを購入する必要があります。 |
有料プラン(Canva Pro) | すべてのテンプレートや素材を透かしロゴなしで自由に使用できます。 ただし、一部の素材については、商標やブランド名の別途使用許可が必要な場合があります。 |
また、上記条件を満たしていても、素材・テンプレートをすべて自由に使ってよいというわけではありません。
目的や用途によっては、商用利用が禁止されているケースもあるため、利用規約の内容をよく理解した上でコンテンツを使用する必要があります。
以降では、Canvaの利用規約で許可されていることと、禁止されていることをご紹介します。
事前に自分のデザインの目的や用途がCanvaの利用規約で認められているかどうか、
しっかり確認しましょう。
商用利用が許可されている具体的なケース
個人・企業のホームページやSNS投稿への利用
Canvaで作成したデザインを、商用目的でウェブサイトやSNSに使用することは問題ありません。
名刺や販促物への利用
自社の名刺、チラシ、パンフレットなどのマーケティング素材として利用できます。
グッズとしての販売
Tシャツやマグカップ、ポスターなどのグッズにデザインを使用して販売することが可能です。
ただし、使用する素材が無料であるか、適切なライセンスを取得していること、そしてデザインが十分に加工されていることが条件となります。
プレゼンテーションや営業資料への利用
ビジネスシーンでのプレゼン資料や営業資料にも活用できます。
広告やマーケティングキャンペーンへの利用
広告バナーやSNSのマーケティングキャンペーンに使用することも可能です。
Canva利用規約で「禁止」されていること
素材やテンプレートを無加工で使う
Canvaの素材やテンプレートをそのまま使うのはNGです。
素材やテンプレートは編集してオリジナルのデザインににして使います。
テンプレートの利用にあたっては、以下のような変更をして、オリジナリティを打ち出していきましょう。
テキストの書体、サイズ、色、配置を変更する
画像やイラストを差し替えたり、新たに追加する
背景色やパターンを変更し、デザインのイメージを変える
Canvaの素材そのまま再配布/販売は禁止
Canvaのテンプレートをダウンロードして、そのまま再配布、または販売したり、イラストやアイコンを単体で切り出して配布、または販売することは禁止されています。
再配布とは、SNSアカウントでプレゼントとして配布することや、イベントや講座の特典としてプレゼントすることです。
プレゼントとして使いたい場合は、加工や独自性のあるデザインに組み込んで使う必要があります。
Canva素材を使ったデザイン・ロゴの「商標登録」は不可
Canva素材を使ったデザイン・ロゴの「商用利用」はOKですが、「商標登録」はNGです。
Canva内の素材は誰でも使えるので、Canvaで作成したデザイン・ロゴに独占権は付けられないという理由のためです。
音楽素材を広告に使用する(メディアによってはOK)
Canvaの音楽素材は、YouTube動画やSNS広告など、オンライン広告には使用可能ですが、テレビ、ラジオ、映画などのメディアでのCM動画では使えません。
有名キャラ・ブランドに関連する素材は非商用限定
Canva内の一部の素材やテンプレートには、商標権や著作権が存在する場合があります。
特に、ディズニーなどのブランドコンテンツは、個人・教育目的での利用に制限されており、商用利用はできません。
まとめ
Canvaは初心者でも簡単に使えるグラフィック・ツールで基本的には商用利用が可能ですが、一部商用利用には制限があります。
Canvaで作ったデザインを商用利用する際には以下のようなチェックを行い、オリジナリティが保たれているか、確認しましょう。
複数の素材を組み合わせているか
新しいクリエイティブ作品として成立しているか
画像、動画、テキスト等を複合的に活用しているか
とはいえ、「本当にこの使い方で大丈夫?」という不安もあると思います。
判断に迷った場合は、Canvaの利用規約・コンテンツライセンス契約をよく確認し、
不安があればCanvaのサポートに問い合わせましょう。
後々問題にならないためにも、今回の記事の内容を忘れないように何度も見返してくださいね。