こんにちは、このみです!
このサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
「未経験で見せられる実績がないけど、デザインの仕事が受注できるかな?」と不安に思っていませんか?
結論から言うと、未経験でも仕事の受注は可能です!
なぜかというと、採用者は実は、デザインももちろんですが、あなたがデザインに落とし込む過程や考え方をより知りたいと思っているのです。
この記事を読めば、未経験でも採用者があなたに依頼したくなるポートフォリオを作ることができ、自信を持って案件に応募できるようになります。
この記事では、案件獲得につながるポートフォリオの作り方について説明していきます。
そもそもポートフォリオとは?

デザインのポートフォリオとは、わかりやすく言うと、
「自分のスキル・センス・考え方を見せるための作品集」です。
ただし、単なる作品集ではなく、「選ばれるためのプレゼン資料」でもあります。
デザインのポートフォリオとは、自分が
- 「どんなデザインができるのか」
- 「どんな考えでつくっているのか」
- 「その仕事でどんな価値を与えられるのか」
を相手にアピールできる機会なのです。
ポートフォリオは採用者との一番最初の接点であり、自分の持っているスキル・実績を相手に視覚的にアピールできる絶好の機会です。
「未経験だから見せられる実績がない」と思わず、積極的に自主制作に取り組み、自信を持ってポートフォリオを作っていきましょう。
ポートフォリオ作りに使えるツール

ポートフォリオを作ろうと思った際、まず始めに「どのツールで作ればいいの?」と思うかもしれません。
結論から言うと、どのツールでも構いません。
自分が使いやすいツールを選びましょう。
ポートフォリオの見せ方として、紙やWebサイト、PDFという提供方法があります。
最近ではWebサイトやPDFなど、簡単に採用者に共有できる媒体が一般的です。
しかし仕事の取り方によっては紙媒体のポートフォリオが良い場合もあります。
例えば、対面でお仕事を獲得する場合、紙で渡せた方が使いやすいということもあるでしょう。
この記事では、ポートフォリオ作りによく使われているツールを3つご紹介します。
Canva
この記事を読んでいる方には、Canvaはデザイン制作にも使用し、一番身近なツールだと思います。
CanvaはWEBサイトも作成でき、デザインに特化したポートフォリオ作成におススメです。
また、スライド形式で作成し、PDFの形で共有するという方法もあります。
PDFで書き出せば、紙として出力することも可能ですし、WEB上でPDFを共有することもでき、クライアントによって使い分けができます。
ポートフォリオに使えるテンプレートもCanvaではたくさん用意されています。
WordPress
WordPressは難しいコードを覚えなくても簡単にWEBサイトを作れるツールです。
WordPressでWebサイトを作る場合、サーバー代やドメイン代など少額ですがランニングコストが発生します。
新しくWordPressの使い方を覚えなければいけませんが、WordPressが使えるようになるとクライアントのWEBサイトも作れるようになり、一石二鳥です。
参照:WordPress
foriio
「foriio」はクリエイター向けのポートフォリオ作成サービスです。
ドラッグ&ドロップで作品をアップでき、手軽にポートフォリオが完成します。
しかも無料で使え、デザインが洗練されていて見栄えがします。
作品をどう作ったのかを表記できる「制作ノート」機能もあり、あなたの人となりを知ってもらうことができます。
採用者側が「仕事を依頼」できる機能があり、foriio経由で仕事のオファーが来ることも。
foriioは「サクッとキレイに、自分のクリエイティブを見せたい」人にぴったりなポートフォリオサービスです。
参照:foriio
ポートフォリオに記載すべき内容

「ポートフォリオが必要なのはわかった。でも何を記載すればいいの?」と疑問に思いますよね?
採用者の立場にたった場合、次のようなことがポートフォリオの作る際のポイントになります。
- スキルや実績が簡潔にまとまっている
- 依頼側が求めている情報が書かれている
- デザインに落とし込んだ過程や考え方が言語化されている
採用者に必要な情報がわかりやすく伝わるようにし、ストレスを与えないことが重要です。
では、ポートフォリオの構成と見せ方についてご説明します。
必ず押さえておきたい情報は、以下の項目です。
自己紹介
- 名前
- 使用できるツール
- 強み・得意なデザインジャンルなど
作品
- 制作物の画像
- 意識したポイント(プロセス・ターゲットなど)
- お客様からの声(実績がある場合)
自己紹介
自己紹介には、名前、簡単な経歴、自分が使用できるツールやスキル、強みや得意なデザインジャンルなどを記載しましょう。
- 名前
- 職業
- 簡単な経歴
- SNSなどの発信メディア
上記に加え顔写真を載せておくと、相手により親近感を持ってもらえます。
スキル
ここでは、使用できるツール、得意なデザインジャンルを記載します。
使用できるツールでは、新しいツールが記載できると、採用者に最先端をいっている、新しい情報を追っているということをアピールできます。
今だとCanvaやFigma、Notionなどのツールの記載があるとよいでしょう。
作品
結論、作品は未経験の場合、自主制作したものを載せるので大丈夫です。
その場合、どのような用途で使うものなのか、ターゲットは誰なのかなどの設定を記載しましょう。
さらに、デザインに落とし込んだ過程や、そのデザインにした理由・考え方を記載すると、採用者にあなたの人柄を知ってもらうことができます。
作品の画像はモックアップを使うと、採用者が実際の使用シーンをイメージしやすいでしょう。
未経験者がポートフォリオ作りで陥るワナ

ここでは、未経験者がポートフォリオ作りで陥りやすい失敗例をご紹介します。
自分がそうならないようにポートフォリオ作成する前に、しっかりおさえておきましょう。
クライアントに許可取りをしていない
ポートフォリオに他のクライアントの制作実績を載せる場合、許可を得る必要があります。
制作したデザインには個人情報、社外秘情報、機密情報などが含まれる場合があります。
ポートフォリオに掲載する際は、必ずクライアントにポートフォリオに載せていいか、確認をとりましょう。
特定のジャンルのデザインしか載せない
ポートフォリオには、特定のジャンルのデザインに限定せず、様々なジャンルのデザインを載せるようにしましょう。
例えば、インスタの投稿デザイン、バナー、チラシ、ビジネス資料など各ジャンル2~3つずつピックアップします。
また、デザインテイストもビジネス系、POP、シンプル、かわいい、オシャレ、高級感など様々なテイストを用意するといいでしょう。
多彩な引き出しを持つ人はデザイン現場で重宝されます。
毎回同じポートフォリオを使っている
案件に応募する際は、案件ごとにポートフォリオを作り変えましょう。
作り変えるといっても毎回載せる作品を変えるということではありません。
その案件と同じジャンルの作品を1番目に持ってくるなど、作品の掲載順を変えます。
同じジャンルの作品を1番最初に持ってくることで、採用者にあなたにお仕事を依頼した場合の完成イメージを持ってもらえます。
または1番自信のある作品を1番最初に持ってきてインパクトを与えると、採用者の心をつかみ、前のめりになって見てもらえることになります。
1度作ったきり、ブラッシュアップしない
ポートフォリオを1度作ったまま、ブラッシュアップしないというのもよくある例です。
昔の作品をずっと載せていると、採用者に最近は仕事をしていないのかと思われる要因になります。
またデザインにはトレンドがあるので、常に新しくすることが必要です。
ポートフォリオは1度作ったら終わりではなく、新しい作品ができたら昔作ったデザインと差し替えるなど、定期的にブラッシュアップしましょう。
まとめ

デザイン業界では、あなたの経歴だけでなく、「どのようなスキルがあるのか」、「どういったデザインができるのか」という具体性が重視されます。
採用者側があなたにお仕事を依頼した場合の未来をイメージしやすいように、相手の視点を意識したポートフォリオ作成が求められます。
そのため、自分よがりな作品集にならないように気をつけ、相手目線にたった情報や表記の仕方を追求しましょう。