こんにちは、このみです!
このサイトをご覧くださり、ありがとうございます。
「独学でデザインを勉強しているけれど、なかなかうまくならない」
「どう学んだらいいか、わからない」
「独学で、デザインスキルの上げ方がわからない」
と悩んでいませんか?
最近では、無料でデザインが学べるWEBサイトやYouTubeも増えており、簡単にデザインの知識を得ることができます。
ですがその一方で、デザインスキルは自分の手を動かさないと、いつまでたっても身に付きません。
知識だけを身につけて満足していては、実際に仕事を獲得するデザインスキルは、いつになっても身に付きません。
また、途中で挫折したり、間違った方向に進んでしまうことも。
この記事では、日常生活にすぐに取り入れられる実践型デザインのトレーニング方法についてお伝えしていきます。
独学でデザインを勉強する人が挫折してしまう3つの理由

独学でデザインを学ぶ人が挫折してしまう理由として、以下の3つが上げられます。
❶デザインができているかどうか、客観的に見られない
❷インプットばかりで実践が少ない
❸モチベーションが続かなくて、継続ができない
それぞれについて詳細を見ていきます。
デザインができているかどうか、客観的に見られない
独学でデザインを学んでいると、自分で作ったデザインを客観的に見ることができず、
「このデザインで合っているのかな?」と悩むことが多いと思います。
そうすると、自信がもてなくなり、モチベーションの低下につながります。
一人で悶々と悩まず、自分で作ったデザインを身近なまわりの人に見てもらい、感想を聞きましょう。
第3者のからの感想を聞くことで、デザインの意図が伝わっているか、デザインをどうブラッシュアップしていけばいいかがわかるようになります。
インプットばかりで実践が少ない
デザインの知識に、制作ツールの使い方など、本やYouTube、SNSなど、たくさんの情報を簡単に得ることができます。
しかし、情報を「見るだけ」で満足してしまい、手を動かさないまま時間だけが過ぎてしまっているかも。
そうすると、頭でっかちなノウハウコレクターになってしまいます。
デザインは自分の手を動かすことが重要です。
量をこなすことで、レイアウトの感覚や、色やフォント選びも磨かれていきます。
自分で課題を設定して、自主制作に取り組むなど、実践を前提とした学びを取り入れましょう。
また、後で解説するデザインのトレースも、デザインスキルを上げるのに有効です。
モチベーションが続かなくて、継続できない
家事や育児、本業などで忙しく、毎日1時間の学習時間が現実的に確保できないということもあると思います。
そうすると、毎日やれない自分に罪悪感がわき、自己肯定感を下がってしまいます。
何のために学んでいるのか、もう一度考え直す、学習内容を細分化する、優先順位をあげるなど、日ごろの時間の使い方を見直してみましょう。
ながら学習ができないか、生活に溶け込む学習習慣を作れないか、考えてみましょう。
仕事が獲得できる「実践型デザイントレーニング」とは?

独学デザインで仕事が獲得できる「実践型デザイントレーニング」とは、知識だけで終わらず、「仕事につながる力」を育てるためのトレーニングのことです。
トレーニングは次の手順で進めていきます。

各ステップを具体的に見ていきます。
Step 1 様々なデザインを見て、見る目を養う
先程もお伝えしましたが、私たちのまわりにはデザインがあふれています。
チラシ、つり革広告、お菓子のパッケージ、テレビ番組のタイトルロゴ、よくみるWEBサイトなど、いたるところにデザインが使われています。
その中で自分が気に入ったデザインは、どこがいいのでしょうか?
・どんな構図をしているのか
・どうしてその色遣いなのか
・どういうフォントを使っているのか
ということに注目して見てみましょう。
Step 2 デザインを言語化する
「デザインの何が正解かがわからない」というお悩みには、自分の中でどんなデザインがいいのか軸ができていないとも言えます。
たくさんのデザインの中で、自分が好きだと思うデザインは「なぜいいと思ったのか」を言語化しましょう。
「なぜ好きなのか?」「どうして好きなのか?」と深掘りしていくのもオススメです。
そうするとそれを作ったデザイナーがどんなメッセージを伝えたくてそのデザインにしたのかが腑に落ちると思います。
なぜその色なのか、全体の構成、ユーザーの導線など、なぜそのデザインであるのかを人にも伝えられるほど、深く理解しましょう。
Step 3 いいデザインをトレースする
「トレース」という言葉が耳慣れない方もいるかもしれません。
「トレース」とは、見本とするデザインを完全に再現させることを目指して一から作ることを言います。
やり方としては、自分がいいと思ったチラシでも、バナーでもなんでもいいのですが、見本の画像を用意し、透明度を20%程度にします。
それを下敷きにして、その上から余白、フォント、文字サイズ、色などを忠実に再現するようにデザインをなぞっていきます。
よいデザインをまねすることで、そのデザインがどうしてその色使いなのか、そのフォントなのか、どういった装飾を使っているのかという、デザイナーの意図を汲み取ることができます。
また自分の手で0から作ることで、デザインの引き出しを増やすことができ、力が付きます。
STEP 4 自主制作をする
様々なデザインを見て、どうしてそのデザインにしたか言語化し、トレースすることで、デザインのコツがつかめてきたと思います。
そこで、自主制作に取り組みましょう。
どんなクライアントが、どんな目的で作りたいデザインか、設定を考えます。
もし設定が思いつかない場合は、クラウドサービスに掲載されているお仕事を想定して作ってみるというのも手です。
またChatGPTなどの生成AIに「デザインの自主制作でバナーを作りたいんだけど、設定を考えて」などと打ち込むと、複数の設定を提案してくれます。
それを元に、できるだけ様々なジャンルで、違うテキストのデザインに取り組んでみましょう。
また作ったデザインは、身の回りの人に見てもらって、意見をもらいましょう。
あなたとは違った視点で、意見をくれることでしょう。
その意見を反映し、作ったデザインをブラッシュアップすると、完成度の高い作品になります。
STEP 5 ポートフォリオを作成する
自主制作がいくつかできあがったら、ポートフォリオを作成しましょう。
作品だけでなく、どうしてそのデザインにしたのかという制作意図までをセットにすることで、クライアントにあなたがどういう思考でデザインを作ったか知ってもらえます。

まとめ

この記事では、実践型デザインのトレーニング方法についてをお伝えしました。
このトレーニング方法を毎日継続して取り組むことで、デザインを見る目が養われ、デザインスキルが上がっていきます。
また、様々なジャンル、テイストのデザインを見て、トレースすることで、デザインの引き出しが増え、様々なデザインに対応することができます。
毎日少しずつでいいので、このトレーニングに取り組み、クライアントに選ばれるデザインスキルを身につけましょう。